キオクシア

キオクシア株式会社(KIOXIA)は、東京都港区に本社を置き、主にNAND型フラッシュメモリやSSDを製造・販売する日本を代表する半導体メーカーです。その前身は東芝の半導体メモリ事業で、資金難に陥った東芝が2017年に分社化し、翌2018年に米国のベインキャピタルを中心とする企業連合へ売却されて独立しました。2019年10月には「記憶」とギリシャ語で「価値」を意味する言葉を組み合わせた現在の社名「キオクシア」に変更しています。

同社の基盤技術は、1980年代に東芝で舛岡富士雄らが発明したNAND型フラッシュメモリであり、現在は第10世代となる332層の3次元構造「BiCS FLASH」まで進化しました。株式上場は2020年に延期されましたが、生成AI向け需要の回復を追い風に2024年12月18日に東京証券取引所プライム市場へ上場を果たしました。2026年6月には時価総額が44兆円を超え、トヨタ自動車を抜いて国内上場企業として首位に立つなど、躍進を続けています。現在、NAND型フラッシュメモリの世界市場ではシェア約14%で第3位となっており、協業するウエスタン・デジタル(サンディスク)と合わせると生産規模では世界トップクラスです。