バレンシア州

バレンシア州(Comunitat Valenciana)は、スペイン東部に位置する自治州で、バレンシア、アリカンテ、カステリョンの3県から構成され、州都はバレンシア市です。

この地域は古代ローマやイスラーム勢力の支配を経て、13世紀にアラゴン王ハイメ1世によって征服され、15世紀には地中海交易で黄金時代を迎えましたが、18世紀のスペイン継承戦争で自治権を失いました。

現在のバレンシア州は、1982年7月10日に自治憲章が制定されて発足し、スペイン語とバレンシア語の2言語を公用語として認めています。

地理的には、内陸部はカルデロン山(標高1839m)などの山岳地帯で、沿岸部は柑橘類や米の栽培が盛んな肥沃な平野が広がり、地中海性気候の影響で地域ごとに特色ある気候を持ちます。

また、2024年10月には集中豪雨による大規模な洪水で223人以上の死者が出て、国王夫妻の訪問時に被災住民が抗議と泥を投げつける事態となり、国内外で大きな注目を集めました。