芦田川
芦田川(あしだがわ)の概要
芦田川は、広島県東部を流れる一級河川で、全長86キロメートル、流域面積860平方キロメートルを誇る備後地方を代表する河川です。三原市の世羅台地に源を発し、府中市や福山市を経て瀬戸内海の備後灘に注ぎます。
この川の最大の特徴は、2015年現在、中国地方の一級河川13水系の中で「水質ワースト1位」 という不名誉な記録を保持していることです。1972年度から38年間にわたりワースト記録を更新し続けており、2011年度のみ一時的に脱出したものの、翌年には再びワーストに返り咲いています。
歴史的には、1619年に福山藩主となった水野勝成が福山城下を洪水から守るため、川筋を西寄りに改修する大規模な河川工事を行ったことで知られています。また、江戸時代に水没した草戸千軒町遺跡が1930年に発掘され、多くの陶磁器や古銭が出土しました。
近代に入ると、1919年の大洪水(死者23人)や1945年の枕崎台風による洪水(死者85人)を契機に治水工事が進められ、1960年には灌漑用の三川ダムが竣工しました。1964年の備後工業整備特別地域指定と1966年の日本鋼管福山製鉄所(現JFEスチール)の操業開始により、流域は高度経済成長期を迎えました。
現在の芦田川は、上流の台地と下流の平野という地形特性から、洪水対策と渇水対策の両方が必要な、治水・利水ともに難しい河川として知られています。
Source: 芦田川 — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese
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