対艦誘導弾

対艦誘導弾は、自衛隊における対艦ミサイルの公称で、空対艦(ASM)、地対艦(SSM)、艦対艦(SSM)に分類されます。航空自衛隊では、国産初の80式空対艦誘導弾(ASM-1)から、ターボジェット化で射程を延伸した93式(ASM-2)、そしてマッハ3以上の超音速飛翔が可能なASM-3が開発されましたが、射程不足で調達されず、射程延伸型のASM-3AやASM-3(改)が開発されています。陸上自衛隊では、独特な内陸配置と長射程を持つ88式地対艦誘導弾(SSM-1)から、GPS誘導を追加した12式を経て、射程1000km超とされる25式地対艦誘導弾が2026年3月に初配備されました。海上自衛隊では、艦載用の90式(SSM-1B)や哨戒機用の91式(ASM-1C)が開発され、その後継として12式の成果を活用した17式艦対艦誘導弾23式空対艦誘導弾が開発されています。現在は、12式能力向上型の艦発・空発型や、潜水艦発射型誘導弾(2023~2027年度、総事業費793億円)の開発が進められており、中国の脅威に対応するため射程延伸と多様なプラットフォームからの運用が進められています。