パスカル (単位)

パスカル(記号: Pa)は、国際単位系(SI)における圧力・応力の単位で、1平方メートルにつき1ニュートンの力がかかる圧力(1 Pa = 1 N/m²)と定義され、流体力学で有名な科学者ブレーズ・パスカルにちなんで1971年の第14回国際度量衡総会で採択されました。

気象学では、従来のミリバールと同じ数値になるヘクトパスカル(hPa)が世界的に使用されており、日本でも1992年12月1日からミリバールに代わって採用されました。工学や材料力学では、パスカルは値が小さすぎるためメガパスカル(MPa)が、地球物理学では地殻内部の応力測定にギガパスカル(GPa)がよく使われます。

日本では1999年10月から本格的にパスカルへ移行し、工学上の換算では1 kgf/cm² = 98.0665 kPaですが、一般向け(タイヤの空気圧など)では1 kgf/cm² = 100 kPaと簡略化されることが多いです。換算の目安として、1標準気圧(atm)は1013.25 hPa(= 101.325 kPa)に相当し、1バールは100 kPaに相当します。

なお、単位表記では大文字・小文字の区別が厳格で、メガパスカルを「Mpa」キロパスカルを「KPa」と誤表記するケースが、日本語変換ソフトのオートコレクト機能などによってしばしば発生しています。