機動戦士ガンダムUC

『機動戦士ガンダムUC』は、福井晴敏による小説で、2007年から2009年まで『ガンダムエース』に連載され、宇宙世紀0096年(『逆襲のシャア』の3年後)を舞台にしています。物語は、宇宙世紀の始まりに関わる「ラプラスの箱」を巡る争いで、少年バナージ・リンクスが謎の少女オードリー(正体はミネバ・ザビ)と出会い、ユニコーンガンダムを託されることから始まります。バナージは、フル・フロンタル率いる「袖付き」や地球連邦軍との戦いに巻き込まれ、ニュータイプとして覚醒していく成長譚です。本作はOVA化され、後にTV再編集版『RE:0096』(2016年)として放送され、漫画版『バンデシネ』も連載されました。制作には安彦良和(キャラクターデザイン)やカトキハジメ(メカニックデザイン)が参加し、宇宙世紀シリーズの総括的な作品として、後の『閃光のハサウェイ』や『F91』への繋がりも示唆しています。また、小説でありながらガンプラとの連動や、角川文庫とスニーカー文庫の同時刊行など、異例の試みが行われたことでも知られています。