2021年全米オープン (テニス)

2021年全米オープンは、8月30日から9月12日までニューヨークのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで開催され、COVID-19パンデミック後初めて観客制限なしで行われたグランドスラム大会となりました。今大会の最大の注目は、ノバク・ジョコビッチが1969年のロッド・レーバー以来となる年間グランドスラム(4大大会全制覇)に挑んだことでしたが、前回王者のドミニク・ティームは欠場しました。男子シングルス決勝では、ダニール・メドベージェフがジョコビッチをストレート(6-4, 6-4, 6-4)で破り、グランドスラム初優勝を果たしてジョコビッチの偉業を阻止しました。女子シングルスでは、18歳のエマ・ラドゥカヌが19歳のレイラ・フェルナンデスとの若手対決を制して初優勝し、予選から勝ち上がっての快挙として大きな話題を集めました。大会の賞金総額は5746万2000ドルで、シングルス優勝者には各250万ドルが贈られ、男子ダブルスはラム/ソールズベリー組、女子ダブルスはストーサー/張帥組が制しました。この大会は、新星の台頭とテニス界の歴史的瞬間が交錯した、パンデミック後の新時代を象徴する一戦となりました。