野球

野球の概要

野球は、9人編成の2チームが攻撃と守備を交互に繰り返しながら、ダイヤモンド状の4つのベースを巡って得点を競うスポーツで、1845年にアメリカで現在のルールの基礎が確立されたことから、同国が発祥の地とされています。日本では高齢者を中心に根強い人気がありますが、世界的にはマイナースポーツに位置づけられ、特に発祥地アメリカでは衰退が著しく、2021年の世論調査では30歳未満のアメリカ人で野球を最も好きなスポーツと答えたのはわずか7%にとどまり、「野球は死につつある」とも評されています。歴史的には、イギリスの球技「タウンボール」が移民によってアメリカに持ち込まれて発展し、1869年に世界初のプロ球団シンシナティ・レッドストッキングスが誕生、1876年には現在のメジャーリーグベースボール(MLB)の基盤となるナショナルリーグが設立されました。ルールはMLBの「Official Baseball Rules」が世界基準となっており、試合は通常9イニング制で、得点の多いチームが勝利する仕組みです。試合ではボール、バット、グラブ、スパイクシューズなどの用具を使用し、投手の投球を打者が打ち返して走塁するという攻防が展開されます。なお、「野球」という日本語名称は明治期に中馬庚(ちゅうま・かのえ)によって作られた和製漢語であり、世界の野球界をリードするアメリカの影響力は現在も国際大会のルールにまで及んでいます。