トラス (ISS)

トラスは国際宇宙ステーション(ISS)の背骨となる基幹構造で、太陽電池パドル(SAW)やラジエータ、各種機器を取り付ける役割を担っています。設計は当初、宇宙飛行士が船外活動で組み立てる「フリーダム計画」の案でしたが、1991年に事前組み立て式の短い部材へと変更されました。最初のZ1トラスは2000年10月に打ち上げられ、若田光一宇宙飛行士のロボットアーム操作で設置され、その後、中心となるS0トラス(2002年4月)や放熱用ラジエータを備えたP1/S1トラス(2002年)が順次追加されました。2006年から2007年にかけてP3/P4S3/S4トラスが追加され大型パドルが設置され、P6トラスは当初Z1に仮設置されましたが、2007年11月のSTS-120で最終位置のP5へ移設され、パネル修復を経て完全展開に成功しました。なお、推進用のP2/S2トラスはロシアのモジュールが推進を担うため計画がキャンセルされ、最後のS6トラスはSTS-119で設置され、4基全ての太陽電池パドルが揃いました。これらのトラス群は、電力供給、熱制御、通信(Kuバンドアンテナ)、姿勢制御(CMG)など、ISSの運用に不可欠な多様な機能を支えています。