国内総生産

国内総生産(GDP)は、一定期間内に国内で生み出された財・サービスの付加価値の合計で、経済規模を測る代表的な指標です。かつては国民総生産(GNP)が主流でしたが、経済のグローバル化に伴い、国内の実態をより正確に反映するGDPが重視され、日本でも1993年から採用されています。GDPは市場で取引されたものだけを計上するため、家事労働やボランティアは含まれませんが、2014年以降EU圏内では麻薬取引や売春も計上されるようになりました。また、GDPは支出・生産・分配の三つの側面から定義でき、これらは常に一致する「三面等価の原則」が成り立ちます。一方で、幸福度と国富の関連性を誤って表現するという問題点も指摘されており、日本のGDPは内閣府が推計しますが、その詳細な計算方法は国家機密として非公開とされています。