賃貸住宅

賃貸住宅は、賃貸借契約に基づき他人に貸し出す居住用建物で、家主と賃借人の間で毎月の家賃を支払う形態です。契約時には敷金や礼金が必要となる場合が多いですが、地域差や商慣習により異なります。年齢別に見ると、25歳未満の世帯では95.9%が借家に住む一方、年齢が上がるにつれてその割合は低下し、30代前半には住宅ローンを組んで持ち家を購入する傾向が強いです。空き家増加と家賃の関係について、リクルート住まい研究所の宗健所長は「空き家率が1%上がると家賃が約1%下がる」と試算し、リーマン・ショック級の事態でも暴落は起きていないため、家賃の暴落は起こりにくいと指摘しています。一方、生涯賃貸で暮らすリスクは大きく、老後に賃貸住宅を借りられなくなる可能性や、収入減少により家賃支払いが困難になる危険性があります。生涯賃貸に必要な老後資金は約5,000万円と試算されるのに対し、持ち家前提では約2,000万円で済み、約3,000万円もの差が生じるため、早期の持ち家購入が有効な老後対策とされています。固定資産税や修繕費を考慮しても、賃貸の掛け捨てを続けるより持ち家の方が生涯費用が安く、転勤など特別な理由がない限り、若いうちに持ち家を取得することが推奨されています。