朝鮮学校

朝鮮学校(チョソン学校)の概要

朝鮮学校は、日本の学校教育法第134条に基づく「各種学校」であり、北朝鮮を支持する在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)の指導下で運営されている教育機関です。全国に約98校(朝鮮大学校含む)が存在し、幼稚班から大学校までの課程を有しますが、日本の一条校(小学校・中学校・高等学校)には該当せず、各都道府県の学校法人が管理しています。

教育内容は北朝鮮の理念に基づくもので、金日成・金正日・金正恩の3代を称賛する教科書を使用し、「日本語科目」以外の日本語使用を禁止するなど、特色ある指導方針を持っています。2010年の報道では、北朝鮮から年間約2億円(累計460億円)の教育援助費が送金されていたとされます。

韓国政府や在日本大韓民国民団(民団)は、これらの学校を「朝鮮総連学校」と呼び、子供たちへの洗脳教育や捏造された歴史教育を行っていると批判しています。一方、東京都の調査では2016年に教科書から金日成・金正日への称賛内容が400箇所以上見つかり、教育内容への懸念が示されました。

卒業生や脱北者からは、朝鮮学校が「民族教育に値しない思想教育」や「北朝鮮のための教育」を行っているとの批判が上がっています。元朝鮮大学校副学長の朴庸坤氏は、1972年に約260人の学生が金日成の還暦祝いとして北朝鮮に送られた事実を証言しています。

在日同胞の北朝鮮離れが進む中、朝鮮学校の生徒数は2019年時点で大幅に減少しており、規模縮小が続いています。卒業生の親でさえ子供を学校に送らないケースが増えており、朝鮮総連組織の国内での存在維持が困難になっている現状が指摘されています。