原油
原油の概要
原油とは、油田から採掘したままの未精製の石油で、黒色の粘性液体であり、主に様々な分子量の炭化水素の混合物から構成される(炭素83〜87%、水素11〜14%)。古くから人類に利用され、紀元前3000年ごろのエジプトではミイラの防腐剤として天然アスファルトが使われていたが、1859年にアメリカのドレークがペンシルベニア州で初の油井から原油の採掘に成功したことで近代的な石油産業が幕を開けた。
2000年代にはアメリカで水圧破砕法によるタイトオイル(シェールオイル)の採掘技術が開発され、「シェール革命」と呼ばれるほどの生産量増加が実現し、アメリカは現在世界最大の産油国となっている。確認埋蔵量は2024年時点で全世界約270GLで、中東地域が約48%を占め、ベネズエラが最大の埋蔵量を誇る。
生産量ではアメリカが日量約2000万バレルと突出しており、サウジアラビア、ロシアがそれに続く。一方、2009年の石油消費量ではアメリカが最大で、中国、日本が続き、日本は輸入の約9.3%(2004年時点)を占める主要輸入国である。
世界の原油取引は通常バレル(1バレル=約159リットル)単位で行われており、商品先物市場の取引価格が国際的な価格指標として採用されている。原油は鉄鉱石や石炭と並ぶ主要な鉱物資源である一方、枯渇問題も抱えており、液化天然ガスや水素エネルギーなど次世代エネルギーへの研究開発が進められている。
Source: 原油 — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese