バルサ
バルサ(学名: Ochroma pyramidale)は熱帯アメリカ原産のアオイ科の高木で、成長が非常に早く、7年ほどで樹高30メートルに達します。最大の特徴は木材が極めて軽く、密度が約140kg/m³(一般的な木材の約1/3)でありながら、乾燥させると強度が高まる点です。また、花はアイスクリームのコーンに似た珍しい形状で、夜行性のオマキザルやキンカジューなどが花粉を媒介します。その名前はスペイン語で「筏(いかだ)」を意味し、1947年にはノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダールがバルサ材で造った筏「コンティキ号」で約8000kmの航海に成功したことでも知られています。歴史的には1930年代のエンパイア・ステート・ビルディングの振動対策や、第二次世界大戦中の木製軍用機デ・ハビランド モスキートにも使用されました。現代では軽さと加工のしやすさを活かし、風力発電のブレード、サーフボード、模型飛行機、映画の大道具(『コマンドー』の電話ボックスなど)まで、幅広い分野で利用されています。
Source: バルサ — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese