生放送

  1. 生放送とは、事前に録音・録画をせず放送時刻にリアルタイムで送出する形式で、テレビやラジオのほか、ニコニコ生放送のようなインターネット配信でも用いられ、速報性が求められるニュースやスポーツ中継などで主流です。
  2. その特性上、放送事故や不適切な言動が無編集で流れるリスクが常に伴い、2004年のスーパーボウルでのジャネット・ジャクソン事件や米・バージニア州でのテレビクルー射殺事件のような重大事案につながる危険もはらんでいます。
  3. 日本では1927年8月13日の甲子園球場での野球中継がラジオ生放送の嚆矢となり、1953年2月1日のNHKテレビ本放送開始、同年3月30日の皇太子の横浜港出発実況中継によってテレビ生放送の時代が幕を開けました。
  4. 1980年代以降は録画技術の進歩やリスク管理の観点から生放送は減少傾向にあり、放送局と芸能事務所双方のスケジュール・制作費の都合から収録が好まれ、「撮って出し」や数秒から数分遅らせる遅延送出システムといった擬似的な手法も併用されています。
  5. 一方ラジオでは生放送が今も根強く、NHKラジオ第1放送では約92%が生放送という高い比率を誇り、Eメールなどを介したリスナーとのリアルタイムな交流が番組の大きな特徴となっています。