車掌

車掌(しゃしょう)は、鉄道やバスに乗務し、定時運行の確認旅客の案内・検札ドアの開閉などを担う、安全確保と旅客サービスを両立させる重要な職種です。特に列車発着時には車掌弁で非常停止をさせる義務があり、事故や故障時には信号炎管や防護無線を使って後続列車に危険を知らせるなど、運転士の死角をカバーする重要な任務があります。しかし、自動化と合理化の進展によりワンマン運転が普及し、従来の車掌の多くは廃止されました。その代わり、検札や発券に特化した乗客専務車掌や、新幹線などのアテンダントが登場し、東北新幹線では自動改札機と連動した座席確認システムも導入されています。バスでは、かつて狭い道路での後退誘導や運賃収受に活躍した若い女性の車掌が多くいましたが、ワンマン化が進められた昭和40年代後半にはほぼ姿を消し、観光バスのバスガイドへと移行しました。現在でも、ディズニーリゾートラインの遠隔操縦列車や多客時の臨時乗務などで車掌の存在は続いており、日本では1900年(明治33年)に正式に採用された歴史を持っています。