ブレントフォードFC

ブレントフォードFC(通称「ザ・ビーズ」)は1889年にロンドン西部で創設され、2020-21シーズンの昇格プレーオフを勝ち抜き、1946-47シーズン以来となる約74年ぶりにプレミアリーグ復帰を果たしたクラブです。

戦前はトップリーグに5シーズン在籍したものの、戦後は主に3部から4部リーグを往復する低迷期が続きましたが、2012年に統計分析家のマシュー・ベンハム氏がクラブを買収し、データ駆動型の経営手法(「マネーボール」とも称されます)を導入して急速な躍進を遂げました。

プレミアリーグ初年度(2021-22)は開幕戦でアーセナルを2-0で破り、13位で残留を確定。翌2022-23シーズンにはクラブ史上最高順位の9位を記録し、同年優勝したマンチェスター・シティに対してリーグ戦で唯一のシーズンダブル(2勝)を達成する大金星を挙げました。

クラブ運営は常にユニークで、2006年にはサポーター組織「ビーズ・ユナイテッド」による買収に成功。2016年にはロンドンでの育成競争の激しさを理由にアカデミーを廃止し、有望な若手を集める「Bチーム」制度へ大胆に転換したことでも知られます。

スタジアムは2020年9月に新設のブレントフォード・コミュニティ・スタジアムへ移転。他にも、歌手のロッド・スチュワートが若かりし頃に在籍していた逸話や、ヒースロー空港に近い屋根の上にカタール航空の広告が掲げられていることでも話題を集めています。