江戸幕府

  • 江戸幕府徳川幕府)は、1603年(慶長8年)に徳川家康が征夷大将軍に任じられて江戸に開かれた武家政権で、約264年間にわたって続きました。
  • その支配体制は「幕藩体制」と呼ばれ、将軍の政府(幕府)と大名の領国(藩)が主従関係で結ばれ、参勤交代や大規模な普請(土木工事)などが大名に課せられました。
  • 統治機構では、譜代大名(関ヶ原の戦い以前からの家臣)が老中大老といった要職を独占し、月番制(交代制)や合議制を採用したことが特徴で、有力な外様大名が中央政治から排除されました。
  • 財政は当初、金山・銀山の産出で安定していましたが、後に貨幣経済の発展や米価の変動によって悪化し、度重なる幕政改革が行われることとなりました。
  • 幕末には外国船の来航による危機と内政の混乱が生じ、大老井伊直弼の強権的な弾圧が引き金となって桜田門外の変(1860年)で暗殺されるなど、幕府の統制力は大きく低下しました。
  • 最終的に15代将軍徳川慶喜が1867年(慶応3年)に朝廷へ政権を返上(大政奉還)し、翌1868年の江戸開城をもって江戸幕府は歴史の幕を閉じました。