低気圧

低気圧とは、周囲よりも気圧が低い領域を指し、一般的に雲や雨・雪・風をもたらします。中心気圧が1013hPa(1気圧)より高い場合も珍しくなく、冬季には1030hPaを超えるケースもあります。

その周囲では、気圧傾度力とコリオリの力の影響で空気が渦を巻きながら中心に吹き込み、北半球では反時計回りに、南半球では時計回りに回転し、中心で上昇気流を発生させます。

主な種類として、気団の温度差で発達する温帯低気圧があります。その世界最低気圧は1993年1月に北大西洋で観測された915hPa、日本周辺では2014年11月にカムチャッカで920hPaを記録しています。

一方、熱帯低気圧は暖かい海面上(26~27℃以上)で発生し前線を伴いません。北西太平洋で最大風速17.2m/sを超えると台風と呼ばれ、1979年10月には世界記録となる870hPaが観測されました。

また、偏西風の蛇行で切り離された寒冷低気圧は動きが遅く、大気を非常に不安定にし、特に日本では日本海側に大雪や集中豪雨をもたらすことがあり、地球規模の熱輸送や気候に大きな影響を与える重要なシステムです。