ピサ
ピサの概要
ピサは、イタリア・トスカーナ州に位置する人口約89,000人の都市で、ピサ県の県都です。リグリア海に注ぐアルノ川とセルキオ川の合流地点にあり、古代から地中海交易の要衝として発展してきました。
起源は不明瞭ですが、紀元前5世紀にはギリシャやガリアと交易を行う港湾都市であり、エトルリア人が主導的立場にあったとみられています。ローマ時代には軍港として重要な役割を果たし、紀元前180年に植民地ポルトゥス・ピサヌスとなりました。
特に11世紀にピサは最盛期を迎え、アマルフィ、ジェノヴァ、ヴェネツィアと並ぶ四大海洋共和国の一つに数えられました。1017年にサルデーニャを征服してティレニア海の覇権を握り、シチリアや北アフリカへの遠征も成功させました。
ピサは第1回十字軍(1099年)にも120隻もの艦隊を参加させ、エルサレム占領を支援。その後もアンティオキア、ヤッファ、トリポリなど東地中海各地に通商植民地を築き、コンスタンティノープルでも特権を獲得するなど、中世ヨーロッパ屈指の海運国家として栄えました。
現在のピサは、世界遺産に登録されている「ドゥオーモ広場」の斜塔や大聖堂など、当時の繁栄を物語る建築物が数多く残る、世界的に有名な観光都市として知られています。
Source: ピサ — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese