音楽

ここでは、音楽は「音による芸術」と定義され、あらゆる人間社会に見られる普遍的な文化ですが、その定義は文化によって多様です。語源は古代ギリシャ語の「ムーシケー(ムーサの技)」に由来し、中国最古の文献『呂氏春秋』(紀元前239年)にも既に「音楽」という言葉が登場します。音楽の歴史は先史時代まで遡り、現存する最古の楽譜は紀元前1400年頃のウガリットで発見されたフルリ人の賛美歌であり、その後、クラシック音楽は中世のグレゴリオ聖歌からバロック、古典派、ロマン派を経て多様に発展しました。一方、ポピュラー音楽は17世紀のアメリカ移民に起源を持ち、ブルースやジャズ、ロック、ヒップホップなどが次々と生まれました。日本では平安時代に雅楽が、江戸時代には浄瑠璃や箏曲が発展し、現代のJ-POP隆盛へと至ります。技術面では、1877年のエジソンによる蓄音機の発明が音楽の個人所有を可能にし、その後レコード、ラジオ、CD、そしてインターネットの普及と共に、音楽産業のあり方が大きく変化し続けています。