レッドスター・ベオグラード

レッドスター・ベオグラード(セルビア語名:ツルヴェナ・ズヴェズダ)は、セルビアの首都ベオグラードを本拠地とする名門サッカークラブで、旧ユーゴスラビア時代から東ヨーロッパを代表する強豪として知られています。クラブ名は「赤い星」を意味し、日本では長く英語表記の「レッドスター・ベオグラード」が使われてきましたが、現在は現地語の「ツルヴェナ・ズヴェズダ」も広く浸透しています。1945年の創設後、1950年代に国内リーグを席巻し、ラジコ・ミティッチやドラガン・ザイッチといった伝説的な選手を次々と輩出しました。クラブの最大の栄光は1991年5月29日、イタリア・バーリで行われたUEFAチャンピオンズカップ決勝でオリンピック・マルセイユをPK戦の末に破り、東欧のクラブとして初の欧州制覇を達成したことです。同年にはインターコンチネンタルカップも制して世界一となりましたが、その後のユーゴスラビア紛争と国連制裁の影響で主力選手が流出し、長い低迷期を経験しました。ドラガン・ストイコビッチ(ピクシー)やデヤン・サビチェビッチなど、数々の名手が在籍したことでも知られ、現在もセルビア国内のライバルであるパルチザンとのダービーは世界的に有名です。