防犯

防犯(ぼうはん)とは

防犯とは、犯罪を未然に防止することを指し、大きく「受動的防犯」と「能動的防犯」の2つに分類されます。受動的防犯は、空き巣や暴漢などの予測される犯罪に対して鍵や防犯カメラ、スタンガン、催涙スプレーなどの防御策を講じるもので、近年ではAIを活用した防犯システムやGPSトラッカーによる車両追跡(2010年以降普及)も広がっています。一方、能動的防犯は、地域住民や市町村レベルで見回りや声かけを行い、犯罪が起きやすい環境そのものを改善する活動で、日本の交番制度もこの理念に基づいて創設されました。また、犯罪心理学者の出口保行が提唱する「攻める防犯」は、犯罪者視点から犯行のリスクとコストを高める理論として注目されています。児童向けの防犯標語としては、警視庁が考案した「いかのおすし」(ついて「いか」ない、車に「の」らない、大声で「お」声を出す、すぐ「す」げる、大人に「し」らせる)が有名で、神奈川県警の「おおだこポリス」とともに防犯意識向上に活用されています。

防犯対策は、個人の防御から地域社会全体の取り組みまで多岐にわたり、犯罪のない安全な社会づくりに貢献しています。