アップルシード

『アップルシード』まとめ

『アップルシード』は、士郎正宗が1985年から1989年にかけて発表したメジャーデビュー作となるSF漫画で、タイトルはアメリカの民話『ジョニー・アップルシード物語』に由来し、登場人物にはギリシア神話の名前が用いられている。

物語は22世紀の荒廃した世界に建設された理想郷・オリュンポスを舞台に、特殊部隊の女性隊員デュナン・ナッツと全身サイボーグの恋人ブリアレオスの活躍を描いたサイバーパンクSFアクションで、後に執筆された『攻殻機動隊』の約100年後の世界という設定である。

作中では第三次世界大戦や第四次非核大戦を経て、バイオテクノロジーやナノテクノロジーが飛躍的に発展し、人口の半分を占めるバイオロイドと呼ばれる人工生命体が人間社会の緩衝剤として機能する世界が描かれている。

1988年のOVAを皮切りに、2004年のアニメ映画『APPLESEED』、2007年の続編『EX MACHINA』、2011年のテレビアニメ『APPLESEED XIII』、2014年のリブート映画『Appleseed Alpha』と複数回アニメ化され、特に海外で高い評価を得ている。

2015年1月には第1巻初版刊行から30周年を記念して電子書籍化され、士郎本人の監修のもと、時代に合わなくなった脚注の削除やセリフの修正が行われたが、絵と基本的な内容・時代設定は当時のまま維持されている。