明治

明治(めいじ)は、1868年10月23日(明治元年9月8日)から1912年7月30日(明治45年)までの約45年間続いた日本の元号で、明治天皇の即位に伴う「一世一元の詔」により始まりました。この時代は、封建制を廃して天皇を中心とした中央集権国家を目指す明治維新から始まり、江戸を東京と改める東京奠都や、版籍奉還・廃藩置県などの大改革が断行されました。政治面では、当初は薩摩・長州出身者による藩閥政治が続きましたが、1890年に大日本帝国憲法が施行され、立憲君主制が確立されました。社会面では、1873年の太陽暦(グレゴリオ暦)採用や文明開化により西洋化が急速に進み、産業革命も達成され、1911年には不平等条約の完全撤廃を実現しました。ちなみに「明治」という元号は、松平春嶽が考案した候補の中から、明治天皇自身がくじ引きで選定したという逸話が残っています。この45年間は、欧米列強の植民地化を免れ、近代国家としての基盤を築いた、日本史における画期となる時代です。