ツール・ド・フランス

ツール・ド・フランス概要

ツール・ド・フランスは、1903年に創設された世界最大級の自転車ロードレースで、毎年7月に約23日間・全21ステージ・総距離3300km前後をフランスおよび周辺国で巡る過酷な大会です。FIFAワールドカップやオリンピックと並ぶ「世界三大スポーツイベント」の一つとされ、総合優勝者には象徴的なマイヨ・ジョーヌ(黄色いジャージ)が授与されます。レースは平坦ステージでのスプリンターたちのスピード勝負と、ピレネー山脈やアルプス山脈を舞台にした山岳ステージでのクライマーたちの激闘で構成され、最終日にはパリのシャンゼリゼ通りで凱旋ゴールを迎えるのが恒例です。当初はスポーツ新聞社の宣伝のために始まり、第1回大会は1ステージ平均400kmという耐久戦で、選手は自転車の修理工具を身につけて走る過酷なものでした。1930年からはナショナルチーム制が導入され、変速機の使用が許可されるなど、時代とともにチーム戦としての近代的競技へと進化してきました。歴史的に見ると、1989年の最終ステージ個人タイムトライアルでのグレッグ・レモンの大逆転劇は伝説として語り継がれています。