アジア

アジアは、ユーラシア大陸のうちヨーロッパを除く大部分を占める世界最大の州で、大陸面積の約80%を占め、全世界の人口の60%以上が暮らしています。その名称は古代メソポタミアのアッカド語で「太陽が昇る(東)」を意味する「アスー」に由来し、ギリシャ語・ラテン語を経て広まりましたが、漢字表記の「亜細亜」は1602年の明の地図『坤輿万国全図』に登場します。地理的にはウラル山脈やカスピ海を境にヨーロッパと区分され、日本やインドネシアなど多くの島国を含む一方、東部から南部にかけては降雨や肥沃な土壌に恵まれ、古代より巨大な人口密集地帯を形成してきました。ただし、「アジア」の範囲は歴史的にヨーロッパ中心主義の視点や政治的・経済的立場によって異なり、IOCとFIFAでも加盟範囲が異なるなど、厳密な定義は確立していません。現在は国連の分類で東アジア・東南アジア・北アジア・南アジアなどに分けられ、日本文明や中華文明、イスラム文明など多様な文化圏が併存する複合的な地域として捉えられています。