全国戦没者追悼式

全国戦没者追悼式の概要

全国戦没者追悼式は、日本政府が主催する第二次世界大戦の戦没者約310万人(旧日本軍軍人・軍属約230万人、一般市民約80万人)を追悼する宗教的に中立な儀式です。1952年5月2日に新宿御苑で第1回が開催され、1965年以降は毎年8月15日(終戦の日)に東京都千代田区の日本武道館で行われています。

式典には天皇・皇后、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官ら三権の長や遺族代表が参列し、正午に全員で1分間の黙祷を捧げます。1982年には8月15日が「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と閣議決定され、2019年の令和初の式典では戦後生まれの今上天皇が初めて出御しました。

歴史的に注目すべき点として、2013年以降の安倍政権下で首相の式辞からアジア諸国への加害責任への言及が消えたこと、2016年には参列者による「天皇陛下万歳」の三唱が起きた異例の事態がありました。また、2020年から2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で参列者が大幅に縮小され、厚生労働省のYouTubeチャンネルでのライブ配信が開始されました。