ワシントン・ナショナルズ

ワシントン・ナショナルズは、MLBナショナルリーグ東地区に所属し、本拠地をワシントンD.C.のナショナルズ・パークに置くプロ野球チームです。前身はカナダのモントリオールを本拠地としたモントリオール・エクスポズで、1967年の万国博覧会に因んで名付けられ、アメリカ国外で創設された史上初のMLB球団でした。エクスポズ時代には1981年の初の地区優勝や、1991年にデニス・マルティネスが達成したMLB史上13人目の完全試合などの輝かしい瞬間があった一方で、1994年のストライキ後の主力選手放出や、1999年に就任したオーナー、ジェフリー・ローリアの失策により観客動員が激減し、球団存続の危機に陥りました。その結果、2002年にMLB機構が買収し、2004年にワシントンD.C.への移転が正式に決定、2005年にチーム名を「ナショナルズ」と改めて再出発しました。新名称は、1859年にホワイトハウス職員らが結成したワシントン最古の野球チーム『ナショナル・ベース・ボール・クラブ』に由来しており、一時はRFKスタジアムを使用した後、2008年から現在のナショナルズ・パークを本拠地としています。首都の象徴として、悲喜こもごもの歴史を背負いながら新たな伝統を築いているチームです。