朝鮮における漢字

朝鮮半島では、かつて漢字が広く使用されていましたが、韓国北朝鮮は建国後に漢字廃止政策を推進しました。韓国では道路標識や新聞見出し、同音異義語の区別など限定的な使用に留まり、北朝鮮ではほぼ全廃されています。この背景には、朝鮮語の漢字音が1音節でハングル1字で表記でき、日本語のような訓読みがないという言語的特徴があります。字体は簡略化されず繁体字に近く、韓国独自の国字略字も存在します。韓国では1948年のハングル専用法1970年の朴正煕による漢字廃止宣言などを経て漢字教育は必須ではなくなり、世代による習得率の差が生じています。一方、北朝鮮では外国語教育として漢字を教えていますが、2023年の平壌文化語保護法で使用が制限されています。なお、在日韓国人の間では現在も広く使用されています。