ダイソン球
ダイソン球とは、恒星を殻のように覆ってその全エネルギーを利用可能にする仮説上の巨大構造物で、1960年にアメリカの物理学者フリーマン・ダイソンが提唱しました。ただし、ダイソン自身が当初想定していたのは完全な固体の殻ではなく、恒星の周りを個別の軌道で周回する物体の群れ(ダイソン・スウォーム)であり、現在広く知られる「恒星全体を包む球」というイメージは、主にSF作品によって広まったものです。この構造物は、カルダシェフ・スケールにおけるタイプII文明の特徴とされ、ダイソンはエネルギー消費に伴う異常な赤外線放射を探ることで、地球上の科学でも高度な地球外文明を発見できる可能性があると主張しました。実際の探査では、2015年に観測された異常な光変動(KIC 8462852)や、2024年に発表された赤色矮星7つがダイソン球の候補として話題になりましたが、いずれも塵の存在など別の説明が有力視され、確証には至っていません。SFの世界では、ラリー・ニーヴンの『リングワールド』が、この構想を円環状に切り出した有名な例として挙げられます。
Source: ダイソン球 — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese
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