もやもや病
もやもや病は、脳底部に煙のように見える異常血管網(もやもや血管)ができる進行性の脳血管障害で、日本では2002年度まで「ウィリス動脈輪閉塞症」という正式名称でした。
主な病態は内頸動脈の狭窄・閉塞で、小児では過呼吸(吹き冷ましなど)による虚血性の発作が多く、成人では頭蓋内出血(脳卒中)が30~40%に見られます。
原因遺伝子としてRNF213(遺伝子多型p.R4810K)が特定され、発症リスクは約259倍に上昇します。2019年には京都産業大学が、この遺伝子の変異が脂肪代謝を制御する「ミステリン」の異常を引き起こすことを突き止めました。
日本では年間約400~500人が新規発症し、男女比は1:1.7、好発年齢は5歳と30~40歳の二峰性を示します。また、無症状であっても毎年2~3%の脳卒中リスクがあります。
診断は脳血管撮影やMRI/MRAで行われ、脳虚血や出血を防ぐために、薬物による内科的治療や血流を補う外科的血行再建術(バイパス術)が選択されます。
Source: もやもや病 — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese