1986年

1986年(昭和61年)は、国際的な政治・社会・科学の分野で記憶に残る出来事が多岐にわたった年です。年初にはスペースシャトル「チャレンジャー号」爆発事故(1月28日)が起き、4月にはソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発で史上最悪級の事故が発生し、世界中に衝撃を与えました。一方で、フィリピンではマルコス政権が崩壊し、アキノ大統領が就任(エドサ革命、2月25日)するなど民主化の動きもありました。スポーツでは、FIFAワールドカップ・メキシコ大会でアルゼンチンのマラドーナが「神の手」と伝説の5人抜きドリブルで優勝に導き、科学面では76年ぶりにハレー彗星が大接近し、日本の探査機『すいせい』が観測を行いました。日本国内では12月に餘部鉄橋で列車転落事故(死者6人)が発生したほか、韓国では後に未解決事件として知られる華城連続殺人事件が始まりました。また、この年にはトヨタ・ソアラや日産・レパードなど名車が登場し、東京サミット(5月)やイラン・コントラ事件(11月発覚)など、その後の時代を形作る重要な出来事が集中した一年でした。