学習

学習とは、知識や行動、スキル、価値観などを新しく獲得・修正するプロセスであり、心理学では経験による行動の持続的な変容を指します。学校での教育は教師の視点からは「教育」、生徒の視点からは「学習」と捉えられ、近年では認知科学や脳科学に基づく「学習科学」という新しい分野も発展しています。学習方法としては、休憩を挟まず行う集中学習よりも、間隔を置いて行う分散学習の方が効率的とされ、ハーバード大学の2021年の研究では、10秒間の学習と10秒間の休憩を繰り返す極短時間の間隔反復も重要だと示されました。また、心理学では学校の勉強だけでなく自転車の運転や料理も学習に含まれ、パブロフの犬に代表される古典的条件づけや、他者の行動を観察して学ぶ観察学習など様々な種類があります。さらに、普段行かない場所で暗記すると記憶効率が大きく向上するという環境文脈依存型学習の知見もあり、これは試験会場に近い環境を選ぶことで応用できます。ローマクラブの1980年の報告書『限界なき学習』以降、学習は個人単位だけでなく集団や社会、国家レベルでも行われる活動だという考えが広まり、国際理解教育にも取り入れられています。