利子

利子とは、金銭の貸借に対して支払われる対価であり、借りる側が負担する場合は「利子」、預金などで受け取る場合は「利息」と使い分けられる概念です。経済学上は「将来のお金の現在における価格」と定義され、金利は金融市場の需給や中央銀行の政策金利に影響され、名目金利実質金利(期待インフレ率を差し引いたもの)に区別されます。

利息計算には、元本のみに利息がつく単利と、利息にも利息がつく複利があり、表示方法も年利・月利・日歩(ひぶ)などがあります。歴史的に見ると、中世ヨーロッパでは教会が利子取得を禁じていましたが、ジャン・カルヴァンの承認を受け、1545年にはイギリス王ヘンリー8世が10%以内の利子を認める法令を出しました。

また、法律上は複利計算は特約がないと認められないなど制限があり、経済学者シルビオ・ゲゼルは金利の悪影響を指摘し、減価する貨幣による「自由貨幣」で金利排除を提唱しました。