生活道路

生活道路とは、地域住民が住宅から幹線道路に出るまでに利用する道路で、幅員が狭く、自動車の通行よりも歩行者・自転車の安全確保が優先される道路を指します。日本では1972年のスクールゾーン設定を皮切りに、1988年のシルバーゾーン、1996年のコミュニティ・ゾーン、2012年のゾーン30導入など、交通安全施策が段階的に進められてきました。特に2026年には、中央線のない一般道路の法定最高速度が30km/hに引き下げられる予定で、多くの生活道路が対象となります。欧州ではオランダのデルフトで生まれたボンエルフ(歩車共存道路)が有名で、ハンプや道路構造の変更により自動車の速度を抑制する手法が採用されています。また、オランダは1984年から、ドイツは1983年からゾーン30規制を導入し、学校周辺の安全向上や排ガス・騒音問題の削減、生活環境の質の向上に成果を上げています。