ボッチャ

ボッチャは、イタリアの球技「ボッチー」を起源とする障害者スポーツで、白い的球(ジャックボール)に赤・青のボールをいかに近づけるかを競います。そのルールの類似性から「地上のカーリング」とも呼ばれています。脳性麻痺などの重度障害者向けに考案され、1984年のニューヨーク大会で公開競技、1988年のソウル大会からパラリンピック正式種目となりました。競技は障害の程度に応じてBC1からBC4までのクラスに分けられ、手足が不自由な選手は「ランプ」と呼ばれる勾配具やヘッドポインタなどの補助器具を使用して参加できます。日本では1997年に日本ボッチャ協会が設立され、2016年のリオ大会で「火ノ玉JAPAN」が銀メダルを獲得したことで認知度が大きく向上しました。2021年の東京パラリンピックでは、杉村英孝選手が個人BC2クラスで日本初の金メダルを獲得し、ペアBC3クラスと団体BC1/2クラスでも銀・銅メダルを獲得する快挙を成し遂げました。現在は国際ボッチャ競技連盟(BISFed)が統括し、全世界79の国と地域で普及しており、デジタル技術を活用した「サイバーボッチャ」などの派生競技も生まれています。