ドジャースの戦法
『ドジャースの戦法』の概要
『ドジャースの戦法』(原題: The Dodgers' Way to Play Baseball)は、MLB・ブルックリン・ドジャースのスプリングトレーニングで長年訓練係を務めたアル・キャンパニスが1954年に著した野球技術書です。本書は、貧打ながら守備を最大限に活かして守り勝つ「ドジャース戦法」——犠打やヒットエンドランを駆使した攻撃と、バント対策で外野手もカバーするチームプレー——を体系化したもので、スモールベースボールの礎となりました。
日本語版は、内村鑑三の息子で後に第3代日本プロ野球コミッショナーとなる内村祐之が翻訳し、1955年から1957年にかけて『月刊ベースボールマガジン』で連載された後、単行本化されました。読売ジャイアンツ監督の川上哲治がこの戦法を導入・徹底実践し、9年連続日本シリーズ制覇という偉業を達成したことで、日本でも広く知られるようになりました。
内容は第1部「守備編」(投手・捕手・内野手・外野手の各守備技術)、第2部「攻撃編」(バッティング・バント・走塁・スライディング)、第3部「指揮編」(監督・コーチのためのチーム運営)の3部構成で、投手と守備に関する記述が全体の半分以上を占めるのが特徴です。
本書には、フォロースルー改善のために木片を握らせて投球フォームを矯正する練習法や、ひもを張ってストライクゾーンの判断力を養う方法など、具体的で実践的な指導法が数多く収録されています。これらの練習法は、デューク・スナイダーやボブ・ミリケンといった名選手の成長にも貢献しました。
Source: ドジャースの戦法 — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese