防衛省市ヶ谷地区

防衛省市ヶ谷地区は、東京・新宿区市谷本村町に所在する日本の国防の中枢施設であり、防衛省本省に加え、陸海空自衛隊の各幕僚監部と統合幕僚監部が集結しています。この地は旧陸軍士官学校の跡地であり、敷地内の「市ヶ谷記念館」は1937年に建設された旧1号館の一部を移設したもので、極東国際軍事裁判の法廷として使用されたほか、1970年には三島由紀夫が乱入した「三島事件」の現場としても知られています。施設内には、自衛隊の指揮命令中枢である中央指揮所や、高さ220メートルの通信鉄塔が設置され、さらに弾道ミサイル防衛用のPAC-3部隊が常駐しているのが特徴です。2000年に防衛庁が檜町地区から移転し、2007年には防衛省へと昇格。2025年3月には統合作戦司令部が新設されました。敷地内には殉職した自衛官2,142柱を慰霊するメモリアルゾーンが整備されており、一般向けの「市ヶ谷台ツアー」で歴史的な見学も可能です。