XRAIN

XRAIN(高性能レーダ雨量計ネットワーク)は、国土交通省が運用する、豪雨を高精度に捉えるためのリアルタイム雨量観測システムです。従来のレーダより高性能な「マルチパラメータレーダ」を用い、250m間隔・1分単位でほぼリアルタイムの雨量情報を提供し、防災・避難活動に役立てています。このシステムは、2008年に都市部で相次いだゲリラ豪雨災害(神戸・都賀川水難事故や東京・雑司ヶ谷の事故など)をきっかけに整備が決定され、2010年7月から一般公開されました。2012年に「XRAIN」と命名され、2016年にはCバンドレーダの高性能化により、現在の正式名称に拡張されています。XバンドMPレーダは観測範囲が約60kmと狭く強雨で電波が減衰しやすいため、全国9局のCバンドMPレーダがこれを補完しています。さらに、将来的には観測時間10〜30秒という次世代のフェーズドアレイ気象レーダへの置き換えも期待されています。