1992年バルセロナオリンピック

1992年バルセロナオリンピック(1992年7月25日から8月9日までの16日間)は、冷戦終結後初の夏季五輪としてスペイン・カタルーニャ州で開催され、IOC会長サマランチの地元開催としても知られています。大会は芸術性の高さで絶賛され、日本人建築家の磯崎新が会場設計、坂本龍一が開会式の音楽を指揮したほか、パラリンピック射撃選手による弓矢での聖火点火は「史上最も美しい」と称賛されました。競技面ではプロ選手の解禁により米国バスケットボールの「ドリームチーム」が圧勝し、柔道女子野球が初の正式種目となりました。日本勢では、14歳の岩崎恭子が競泳200m平泳ぎで金メダルを獲得し、有森裕子がマラソンで64年ぶりの銀メダルを獲得する快挙を達成しました。さらに、この大会は1936年に内戦で実現しなかった「人民オリンピック」の遺志を継ぐ記念すべき開催でもありました。