アイ・ウィル

ビートルズの楽曲「アイ・ウィル」は、1968年発表のアルバム『ザ・ビートルズ』(通称ホワイト・アルバム)に収録された、ポール・マッカートニー作詞作曲によるラブソングです。インド滞在中に着想を得たこの曲は、マッカートニーが自ら「今も最も気に入っているメロディ」と語る珠玉のバラードで、特徴的な「口ベース」やラテン的なリズムが取り入れられています。レコーディングは1968年9月16日から行われ、基本トラックはなんと67テイクも重ねる熱の入れようでしたが、ジョージ・ハリスンのみが不参加でした。また、レコーディング中のジャムセッション「Can you take me back?」がアルバム内で「クライ・ベイビー・クライ」の後に追加収録されるというユニークな逸話も残しています。英米ではシングルカットされませんでしたが、フィリピンでは「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」のB面として発売され、井上陽水など多くのアーティストにカバーされています。評価も高く、『インディペンデント』誌はホワイトアルバムの収録曲中で12位に選出し、「誰も簡単には書けないマッカートニーのラブソングを証明した曲」と称しています。