中国東北部

中国東北部(遼寧省・吉林省・黒竜江省の東北三省)は、歴史的に「満洲」と呼ばれた地域で、総人口約9,851万人(中国全人口の6.8%)を擁します。1932年から1945年の満洲国時代には日本からの資本投下により鉄道や発電所などの近代インフラが整備され、東アジア有数の工業地帯として繁栄しました。第二次世界大戦後は「共和国の長子」として新中国の経済を支えたものの、現在は経済の低迷と人口流出により「中国のラストベルト」と呼ばれています。文化面では、ハルビンの発音が標準語の基準とされるほか、ロシア料理やキムチなどの影響を受けた独特の食文化が特徴です。また、日本との関係が非常に深く、日本に住む中国人の3割以上や中国残留孤児の大半がこの地域の出身であり、中国人留学生も最多と、中国国内でも比較的親日的な地域として知られています。