十和田湖
十和田湖は青森県十和田市と秋田県小坂町にまたがる二重カルデラ湖であり、最大水深326.8メートルは日本の湖沼で第3位、面積では第12位を誇る火山湖です。唯一の流出河川である奥入川が東岸から太平洋へ流れ出し、約14キロメートルの景勝地奥入濑渓流を形成し、1936年には周辺とともに十和田八幡平国立公園に指定され、特別名勝・天然記念物にも指定されています。
その名称はアイヌ語で「岩の多い湖」を意味し、中山半島と御倉半島によって西湖・東湖・中湖の三つの水域に分かれる特異な地形を持ちます。江戸時代から137年にわたり未確定だった青森県と秋田県の県境は、2008年に湖面を青森県6:秋田県4の割合で画定し、ようやく決着が付きました。
火山噴火により形成されたカルデラ湖であるため、最初に生息していた魚介類はサワガニのみで、現在いる魚類はすべて人為的に放流されたものです。特に1903年に和井内貞行が成功したヒメマスの養殖と放流は大きな成功を収め、以後本州各地の湖への移植源となり、現在もヒメマス漁や釣りが盛んで、湖畔には孵化場もあります。
また、この湖を生み出した十和田火山は、10世紀に起きた噴火が日本では約2000年で最大とされ、2016年に気象庁の常時観測火山に指定されるなど防災監視下にあります。一方で美しい自然環境により、クマタカやイヌワシなどが生息する国指定の鳥獣保護区でもあり、冬季以外は遊覧船の運航を楽しめる観光名所としても親しまれています。
Source: 十和田湖 — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese