フィラデルフィア・フィリーズ

フィラデルフィア・フィリーズは、1883年創設のMLB最古の同名球団であり、ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠地とするナショナルリーグ東地区の名門です。長らく万年弱小チームとして知られ、2007年にはアメリカのプロスポーツ史上初の通算10000敗を記録しましたが、2004年の新本拠地シチズンズ・バンク・パーク移転後は観客動員数でも上位に入る人気球団へと変貌を遂げ、2009年には球団史上初のリーグ連覇を達成しました。歴史的には1915年に初のリーグ優勝、1950年には若手中心の「Whiz Kids」が2度目の優勝を果たし、1980年に悲願の初のワールドシリーズ制覇を達成。また、1894年には4人の打者が打率4割を記録するという空前絶後の記録も残しています。地元ファンの熱狂ぶりはMLBトップクラスですが、その一方で「最も不快なファン」に選ばれたこともあり、マスコットのフィリー・ファナティック(1978年登場)はMLBで最も有名な存在として親しまれています。長年にわたり黒人選手の受け入れを拒否し、ジャッキー・ロビンソンへの差別発言で物議を醸した歴史もあり、黒人選手のデビューはナショナルリーグで最も遅い1957年でした。2014年には25年25億ドルという大型テレビ放映権契約を結んでいます。投打の軸として活躍したスティーブ・カールトンやマイク・シュミットらを擁した1970年代後半から1980年代にかけて黄金時代を築きましたが、1964年には終盤6.5ゲーム差を逆転されて優勝を逃すなど、数々のドラマを生んできた球団です。