大韓民国ウォン

大韓民国ウォン(韓国ウォン)の概要

大韓民国ウォンは、韓国の中央銀行である韓国銀行が発行する通貨単位で、製造は韓国造幣公社が担っています。その歴史は複雑で、1945年の旧ウォン導入から始まり、1953年に100ウォン=1ファンとするデノミネーション、1962年には10ファン=1新ウォンとする2度の通貨改革を経て現在に至ります。特に1962年の改革では、5・16軍事クーデターで政権を握った朴正煕軍事政権が経済再建の一環として実施し、1ドル=125ウォンに固定されました。現在流通する紙幣は2006年から2007年にかけて導入された新デザインで、ホログラムや透かし、セキュリティ・スレッドなど高度な偽造防止技術が施され、最高額面の50,000ウォン紙幣を含む5種類が発行されています。韓国は現在、現金を使わない電子決済が主流のキャッシュレス社会となっており、屋台など現金のみの場所も残っていますが、その流れは世界的にも顕著な特徴です。なお、補助単位として「チョン」(1ウォン=100チョン)が定められていますが、実際に現金として使用されることはほとんどありません。