年金保険

年金保険は、保険料の拠出を前提に給付を行う年金制度で、公的年金と私的年金に大きく分かれます。日本の公的年金は社会保険の一部として日本年金機構が運営し、老齢・障害・遺族の3種類の給付を提供します。一方、民間企業が運営する私的年金(個人年金保険)は、運用リスクや企業の経営状況によって給付額が変動するのが特徴です。

かつては保険会社や郵便局での取り扱いが中心でしたが、1990年代後半の金融改革により、銀行や証券会社でも販売されるようになりました。商品は契約時点で金額が確定する定額年金と、投資信託を活用し成果に応じて年金額が決まる変額年金(1990年代に登場)の2種が主流です。

日本の変額年金は、年金支払い開始後に定額運用へ切り替わるタイプが多く、退職金を元にした一時払いが中心である点が特徴です。これは、支払い期間中も変額運用を続ける欧米のタイプとは大きく異なり、日本の保険市場に合わせた独自の進化を遂げています。