FCバルセロナ

FCバルセロナ(愛称「バルサ」)は、1899年にスイス人のジョアン・ガンペールらによってスペイン・カタルーニャ州バルセロナで創設された、世界を代表するサッカークラブです。ホームスタジアムはカンプ・ノウで、スペイン国内ではリーガ・エスパニョーラを29回、コパ・デル・レイを最多の32回制覇し、1929年のリーグ創設以来、一度も1部から降格したことのない名門として知られています。

そのアイデンティティは「クラブ以上の存在(メス・ク・ウン・クラブ)」というスローガンに集約され、フランコ独裁政権下で弾圧されたカタルーニャ民族主義の象徴として、政治的な役割を担ってきた歴史を持ちます。

サッカー面では、ヨハン・クライフの哲学を源流とする「ティキ・タカ」と呼ばれるポゼッションサッカーを特徴とし、特に2008-09シーズンには史上初となる主要タイトル年間6冠を達成するなど、国際舞台でも輝かしい実績を残しています。

最大のライバルであるレアル・マドリードとの一戦「エル・クラシコ」は世界的な注目を集めるビッグマッチであり、長年対戦成績では劣っていたものの、2019年3月にようやく通算勝ち越しを達成しました。

クラブ運営は一般市民による会員制(現在約18万人)で成り立っており、下部組織「ラ・マシア」から多くの名選手を輩出。SNS総フォロワー数は世界2位の約3億4200万人を誇る一方、2021年には約1478億円もの借金を抱えるなど深刻な財政問題にも直面しています。

さらに、2021年には女子チームがUEFA女子チャンピオンズリーグで優勝し、男子と合わせて男女で欧州王者となった世界初のクラブとなるなど、その存在感はピッチ内外で絶大です。