巡視船
巡視船の概要
巡視船は、海上保安庁が所有する船舶のうち警備・救難などの任務に従事するもので、小型のものは「巡視艇」として区別されます。1948年5月1日の海上保安庁設立当初は旧海軍艦艇を中心にわずか29隻しか保有していませんでしたが、GHQ/SCAPの制限(排水量1,500トン以下、速力15ノット以下)を受けながらも、昭和24年度からアメリカ沿岸警備隊の艦船をベースにした新造船の建造が開始されました。
1952年の主権回復後は船艇建造が本格化し、昭和36〜37年度の900トン型(のじま型)や昭和41〜42年度の2,000トン型(いず型)など、大型化・高性能化が進みました。1977年に200海里の排他的経済水域が制定されると警備範囲が約50倍に拡大し、ヘリコプター搭載型巡視船(PLH)「そうや」(1977年)や「みずほ型」などが導入されました。
1999年の能登半島沖不審船事件と2001年の九州南西海域工作船事件を契機に、不審船を上回る速力と運動性能を備えた高速特殊警備船(つるぎ型)や高速高機能大型巡視船(あそ型・ひだ型)が建造されました。2004年の尖閣諸島不法上陸事案以降は、警備機能を重視したはてるま型やくにがみ型などが整備され、現在も尖閣領土領海問題や災害対応など多様な任務に対応するため、巡視船の強化が続けられています。
Source: 巡視船 — Wikipedia · Summary by RollWiki AI · Language: Japanese